コラム

排水管の高圧洗浄が必要な頻度は?洗浄が必要な場所や費用について

どうしても忘れてしまいがちですが、実は住宅設備の中でも特に定期的なメンテナンスが必要なのが排水管です。

ただ水を流しているだけに思えるかもしれませんが、洗い物やお風呂などに使っているうちに、どんどん汚れを蓄積していく部分でもあります。さらにそのまま放置していると、日常生活に大きな支障をきたす可能性も非常に高いのです。

もちろん、自宅を清潔に保つためにも、排水管はこまめにお手入れしておくことが欠かせません。

そこで排水管をキレイに維持するのに不可欠なのが、こびりついた汚れを一掃する高圧洗浄です。ではこの排水管の高圧洗浄は、どれくらいの頻度で考えておいたほうが良いのか、詳しく解説していきます。

排水管の高圧洗浄サイクルは3~5年がおすすめ

排水管の高圧洗浄が必要な頻度は?洗浄が必要な場所や費用について

もし水回りに何の問題も起きていない場合でも、排水管の汚れ自体はどんどん溜まっています。例えば洗い物をした時の油、お風呂に入った時の石鹸や髪の毛など。キレイに流れていっているように見えても、どうしても多少は排水管内に残ってしまいます。

そして、何度も何度も水とともに汚れを流していくうちに、少しずつ蓄積されていくのです。そのため仮に「なんとなく流れが悪い」と感じた際には、すでにかなり劣悪な状態になっているケースが少なくありません。

ある日急に水回りが使えなくなってしまう事態を防ぐためにも、排水管の高圧洗浄は最低でも3~5年ほどの頻度で行うのがおすすめです。基本的には毎日使っている設備でもあるので、数年に1度のペースでメンテナンスしておくことで、余計なトラブルにならずに済みます。

ちなみに高圧洗浄が必要なのは、キッチン・トイレ・風呂場・洗面所・洗濯機の5ヵ所が基本です。さらに各排水管には通常、固形のゴミを流さないようにするための「汚水桝」があります。この部分にも汚れが溜まって、水がつまる原因にもなるので、各排水管と一緒に高圧洗浄します。

排水管の高圧洗浄をしないと起きるトラブル

排水管の高圧洗浄が必要な頻度は?洗浄が必要な場所や費用について

それでは、ここまでにご紹介してきた高圧洗浄をせずに、汚れたままの排水管を使っていることで、どんなトラブルになるのか具体的に見ていきましょう。

突然逆流する

排水管内で汚れが溜まっていくことで、中でどんどん大きな塊となり、水をつまらせてしまう原因になります。

多少の隙間があれば、なんとか水は流れていくかもしれませんが、いずれは汚れによって排水管がふさがれてしまうのです。通り道がなくなってしまうことで「水を流したら突然逆流してきた」といった事態が起きる可能性があります。

なおかつ、1度つまってしまったら、なかなか簡単には解決できません。流せないのであれば水道も使えないため、例えば業者を呼ぶまで水回りが使えないトラブルになる場合もあるでしょう。

不快な臭いが充満する

排水管に汚れが溜まっていけば、同時に雑菌も繁殖していきます。室内に直接つながっている排水管に汚れや菌が発生していれば、これらが放つ悪臭も部屋に充満してしまうのです。例えそのほかの部分をキレイに掃除していても、嫌な臭いが漂っていては清潔とは言えません。

もちろん多少の汚れであればさほど気になりませんが、かなりの汚れになっていると、自宅内の悪臭の原因にもなりうるのです。

害虫の発生源になる

排水管内に溜まる食べかすや髪の毛などは、ハエやゴキブリといった害虫にとっては絶好のエサになります。害虫を引き寄せる原因にもなる上に、汚れのせいで排水管の中に住み着いてしまう可能性もあるのです。

また、排水管には、悪臭や害虫の侵入を防ぐために水を溜めておく「封水」がされています。場合によっては汚れで水が流れにくくなることで、この封水がなくなってしまうことも。そうすると排水口を通じて室内に虫が入ってきてしまうのです。

せっかく対策をしていても、排水管の汚れが害虫を発生させているケースもあります。

排水管が破裂する

物理的に考えてみれば分かることですが、排水管内に汚れがこびりついて塊になれば、その分圧迫することにもなります。無理に水を流し続けることで排水管が傷んでしまい、最終的には排水管が破裂してしまう可能性もあるのです。

高圧洗浄を頼むよりも高額なコストが掛かりますし、業者の手配が上手くいかなければ修復までに時間が空いてしまうことも考えられます。

このようにかなりの大ごとになってしまう場合もあるので、排水管は適宜お手入れしておくほうが無難です。

高圧洗浄にかかる費用相場は3~5万円前後

今までの内容から、排水管の高圧洗浄の必要性は非常に高いことが分かりました。ただし気になるのは、やはり費用面でしょう。

機材があれば個人でできなくもありませんが、基本的には排水管の高圧洗浄は業者に依頼することになります。その場合の相場としては、大体は3~5万円前後です。業者を探す際の目安として覚えておくと良いでしょう。

安すぎる料金には十分な注意が必要

中には「数千円から対応できます」などと、格安のサービスをうたっているケースも見られます。ただし、安いからといって飛びつくのは危険です。

先ほども出てきたように、排水管は住宅内に複数存在しています。そのため「作業料は数千円以上」と提示している場合には、「1ヵ所あたり」の単価を示していることもあるのです。

汚水桝も含めて全面的に作業してもらったら、結果的に数万円ほどに膨れ上がってしまった事例もあります。そのため、あまりに低価格の際には、事前に必ず作業の明細まで確認するのがベストです。

排水管に汚れを溜めないためのポイント

排水管の高圧洗浄が必要な頻度は?洗浄が必要な場所や費用について

排水管そのものをゴシゴシと掃除するのは難しいかもしれませんが、汚れをなるべく蓄積させないための工夫はできます。衛生的な毎日のためにも、排水管をできるだけキレイに維持するコツも意識しておくのがおすすめです。

日常的に排水口をキレイに掃除

排水口に汚れが溜まっていけば、それが排水管にどんどん流れ込んでしまいます。そうすることで排水管内に汚れがこびりついてしまうので、まずは日常的に排水口のお手入れをこまめにするようにしましょう。

例えばお風呂にはヘアキャッチャーを設置する、キッチンの流し台には専用のネットをつけるなど。さらにここに溜まったゴミやカスは週に何度か取り除くようにしておくと、排水管に汚れが流れてしまうのを防げます。また、ヌメリが気になるようになったら、排水トラップなどの部品も取り外して掃除するのがベストです。

数ヵ月ごとのお手入れも忘れずに

例えばパイプクリーナーなど、排水管の汚れが溶かせる市販の洗剤はいくつもあります。あまりに強かったり古かったりする汚れは落としきれませんが、専用の洗剤を定期的に流し込んでキレイにしておけば、ある程度は維持することが可能です。

そのほかにも、重曹やクエン酸をかけて汚れを浮かして流す方法もあります。直接的に掃除するのは難しくても、汚れを軽減するケアは個人でもできるので、何ヵ月かに1度はお手入れするようにしましょう。

普段から汚れの原因はできるだけ除去

キッチンの排水管でいえば、最もこびりつきやすいのが油汚れです。上手く流れていかない上に、固形化して付着してしまうと簡単には取り除けません。そのため、できれば調理後や食べ残しの油類は、キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗うのがベストです。環境にも良いですし、洗い物も楽になります。

また、特におすすめなのが、排水口に何か金属類を入れておくことです。実は銅やアルミは、発するイオンや化学反応により、雑菌を減らしたり防いだりできる性質を持っています。

例えば10円玉やアルミホイルを排水口に置いておけば、嫌なヌメリも防止できるのです。とても手軽な方法で日々の掃除も簡単になるので、ぜひ試してみてください。

快適で安全な暮らしのために定期的な高圧洗浄を

排水管は床や窓のように触れるものではなく、簡単なお手入れはできても直接洗浄するのは難しいものです。

もちろん、高圧洗浄機があれば個人でも不可能ではありませんが、実際にはかなり注意して作業しなければなりません。高圧洗浄機にはかなりの威力があるので、あまり専門知識がない状態で使ってしまうと、危険な上に排水管を傷めてしまう可能性が高いのです。

排水管に傷がつくと、前述にも出てきたような破裂や水漏れにつながりかねません。やはり排水管の洗浄には、プロの手を借りるのが最も無難です。

 

排水管清掃の専門会社・エースでは、自宅の排水管をまとめてキレイにできる「一戸建てまるごと洗浄コース」など、さまざまなメニューをご用意しています。

もちろん、高圧洗浄だけでなく、水のつまり解消にも対応可能。一般的な高圧洗浄機に比べて、さらに強力な「高圧洗浄車」を保有するなど、どんな汚れも除去できる設備があります。

365日24時間体制のため、急なトラブルの際にも、ご連絡いただければすぐに対応いたします。

事前見積もりから追加料金が発生することはなく、出張費も無料です。安心の明朗会計によるサービスを提供していますので、もし排水管の洗浄をお考えであれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Copyright© 株式会社エース , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.