マンションの排水管清掃は、不在でも問題ありません。

マンションにお住まいの場合、管理会社から定期的に排水管清掃の案内が届くでしょう。
排水管清掃では、高圧洗浄機を使って水回りの配管をきれいにするので、業者の入室と入居者の立ち会いが必要不可欠です。マンションの排水管清掃に立ち会えない場合は、管理会社や大家さんに鍵を預けて、業者に掃除してもらうこともできます。

ここでは、マンションの排水管清掃における立ち会いの必要性や、費用負担などについて押さえていきましょう。

マンションの排水管清掃は不在でも平気か?

排水管洗浄時に不在でもよい
マンションの排水管清掃の際、どうしても日程の都合がつかない場合には、無理をして立ち会う必要はありません。ここでは、その理由につながる3つの要素についてお伝えします。

1. マンションの排水管清掃は排水管のつまりを取る作業

マンションの排水管清掃は、台所や洗面所、浴室、洗濯機の排水パイプといった、「水回りのつまり・汚れ」を解消および予防するための作業です。

水回りの排水管は、基本的に建物の内部に通っています。排水管自体、「家の中の排水を下水に落とす」ための設備なので、下水側から清掃することはあまりありません。なんらかの影響で排水管がつまってしまっていたとしても、つまりの解消は室内の排水口から行うことになります。

2. 入居者の許可さえあれば本人が清掃に立ち会う必要はない

前述のとおり、マンションにおける排水管清掃は、「室内の排水口を掃除して、汚れを取り除く作業」です。入居者の同意なしでは鍵のかかった室内に業者が入れないので、各マンションでは「排水管清掃」の日程を周知し、当日スムーズに業者が各部屋へ入室できるよう手配しています。

しかし当日必要なのは入居者ではなく、室内へ立ち入るための許可です。事前に管理会社に鍵を預けたり、室内への立ち入りを許可していたりすれば、マンションの排水管清掃に立ち会う必要はありません。

3. 日取りをずらしてもらうのは難しい

「自分がいない間に他人に家の中へ入ってほしくない」と感じる人もいるでしょう。マンションの大家や管理会社から指定された排水管清掃の日時に予定が入っている場合、「別の日にずらしてほしい」と考えるのも当然です。

しかし、マンションの排水管清掃は基本的に動かせません。理由は単純で、水回りの清掃業者に対して、「○日にこの物件の排水管清掃をしてほしい」という形で依頼を出しているからです。

多くの場合、マンションの排水管清掃は、一日で全居室の排水管清掃を終わらせるスケジュールで見積もられています。特定の部屋だけ別日での対応となると、業者の出張費や作業代がかさんでしまうため、定期的なマンションの排水管清掃の日時は変更できないと考えておきましょう。

基本的に指定の日時に在宅して業者の対応を行い、どうしても同席できない場合は、大家や管理会社に入室の許可や鍵を与えて代わりに対応してもらうという形になります。

なぜ排水管清掃で居住者宅の立ち入りが必要なのか?

排水管清掃で居住社宅の立ち入りが必要になる理由は、入居者本人がいないと思わぬトラブルになってしまうリスクがあるからです。

入居者の許可がないと業者は部屋に入れない

日本では法律によって、居住者の権利が強力に保護されています。たとえ土地や建物の持ち主である地主・賃貸物件オーナーであっても、毎月家賃を支払っている賃貸物件の部屋へ勝手に入ることはできません。

大家や管理会社は各部屋のマスターキーを所持していますが、マスターキーを使って入室できるのは、やむを得ない事情があるときだけです。入居者の許可を得ずにマンションの排水管清掃業者を入室させた場合、管理会社や業者の人間が不法侵入などで訴えられてしまいます。

しかし、居住者本人に立ち会ってもらい、入室の許可を出してもらえば、不法侵入などの罪に問われることはありません。法的・道徳的なトラブルを避けるために、マンションの排水管清掃では入居者の立ち会いが求められているというわけです。

費用は誰が負担するのか?

原則として、入居者側に責任のない排水管清掃費用は、大家や管理会社が負担してくれます。入居者が清掃費用を支払うのは、明らかに排水管の流れをせき止めてしまうものを流した、通常の使用方法とは違うやり方をして排水管をつまらせてしまったといったケースのみです。

そもそも排水管の清掃は、法的に義務づけられているものではありません。
ただ、常識的な方法で暮らしていても、多少の汚れやゴミは排水管にこびりついていきます。

汚れを放置すると、いずれ排水管がつまり、汚水などが逆流して住まいの資産価値が下がってしまうかもしれません。
「建物全体の資産価値」が下がると、困るのは物件を運用している大家や管理会社なので、問題が起きないよう定期的な排水管清掃が行われています。簡単にいえば、大家や管理会社側の都合で行われている作業なので、住人が費用を支払う必要はありません。

可能な限りマンションの排水管清掃には立ち会おう

マンションにおける排水管清掃は、排水管の汚れを落とし、汚水の逆流や悪臭などを防ぐ定期メンテナンスの一種です。作業の関係上、清掃は居室へ入って行う必要があるため、できれば当日は在宅しておき、清掃作業に立ち会いましょう。

ただし、だれもがマンションの排水管清掃に立ち会えるわけではありません。どうしても立ち会えない場合は、大家や管理会社に鍵を預けて、代理人に立ち会ってもらうのもおすすめです。