「水を流そうと思ったら流れない!」「トイレが詰まって水位が上がっている!」
そんな状況下にあるのなら、すぐに詰まりの原因を究明して解決させましょう。
ここでは、トイレが詰まる4つの要因とその対処法について詳しく解説しています。

症状から原因&解決方法を見つける

トイレが詰まる原因の多くは、トイレにいま起こっている症状によって変わります。
症状は主に「水が流れない」「水位が高くなる」「異音がする」「タンクからの水流が少ない」の4つで、それぞれの症状と原因にあった解決方法を実践しましょう。

1. 水が流れない場合の原因と解決方法

水が流れない・水位が高くなるとき

【原因】
異物が便器の底や排水管を塞いでいる
【解決方法】
お湯とバケツ、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使う

「レバーを引いても水が流れない」「流れが悪い」といった症状が起こっているときは、便器の底や排水管になにかが異物があり、部分的に塞いでいる可能性があります。

完全に塞がれてはいないため水は流れますが、放置してしまうと異物がほかの異物を巻き込み水路を完全に塞いでしまうかもしれません。

解決策としては、単純に異物を除去するしかありません。異物の種類にもよりますが、水に溶ける異物の場合はお湯とバケツで、水を吸収し膨張してしまうものや水にも溶けない異物の場合は真空式パイプクリーナーでつまりを引き上げましょう。

お湯とバケツでつまりを解消させる方法

【用意する物】バケツ×2、プラスチックの酌、45℃程度のお湯

① 便器の中の水を酌で汲み取り、バケツに移動させる
② 別のバケツにはった45℃程度のお湯を、腰のあたりの高い位置から便器に注ぐ(一気に注ぐことはせずチョロチョロとゆっくり注ぐ)
③ ②の動作を2〜3回繰り返す
④ 1時間程度放置して、異物をふやかす
⑤ 水を流してみる

真空式パイプクリーナーでつまりを解消させる方法

【用意する物】真空式パイプクリーナー、バケツ

① 真空式パイプクリーナーを隙間ができないようにしっかりと排水口に押し付ける
② 真空式パイプクリーナーのレバーを上下させる
③ 排水口から真空式パイプクリーナーを引き上げる
④ ①~③を2~3回繰り返す
⑤ バケツに水をはり、便器に流してみる

2. 水位が高くなる場合の原因と解決方法

【原因】
異物が完全に便器の底や排水管を塞いでいる
【解決方法】
水が流れない場合と同じ

正常なトイレであれば、水を流した後は水位が上昇することはありません。

しかし異物が完全に便器の底や排水管を塞いでいる場合は、流れるはずの水が溜まってしまい、水位が上がってしまうのです。解決策としては、先述した「水が流れない場合の解決策」と同じことを実践してみてください。

最もやってはいけないことは、水を流し続ける行為です。最悪の場合、水が便器からあふれてしまう可能性があります。

3. 異音がする場合の原因と解決方法

【原因】
異物混入、排水管の異変、タンクから便器への水路の異変、ウォシュレット機能の故障
【解決方法】
業者に依頼(推奨)

正常のトイレでは、流すときや流した後に変な音はしないものです。しかし、「ゴボゴボ」「シュー」「ゴン!ガン!」「コンコン」「ブーン」「チョロチョロ」といった音がする場合はトイレのどこかに不具合が生じている可能性が高いでしょう。

ただ、異音に関しては音で原因や該当箇所がわかりやすいのが特徴です。以下を参考にどこに不具合が生じているのか確認してみましょう。

ゴボゴボ 排水管や排水路でつまりが起きている
シュー タンク内の部品故障
ゴン!ガン! 水道管内の圧力変化にともなう震え(ウォーターハンマー現象)
コンコン 排水管が温められている音
ブーン 配管の共鳴、トイレタンクのボールタップが不具合を起こしている
チョロチョロ タンク内のボールタップやフロートバルブの故障

トイレの異音は、自分で治そうと思っても治せる箇所はほとんどありません。
場合によっては状態を悪化させてしまう可能性があるので、業者に依頼するのがおすすめです。

4. タンクからの水流が少ない場合の原因と解決方法

【原因】
フロート弁、タンク内部に不具合が生じている
【解決方法】
タンク内の清掃、業者に依頼(推奨)

いつもより水流が少ないと感じたときは、タンクに不具合が生じている可能性があります。水を流す装置「フロート弁」「浮き玉」「支持棒」などがうまく機能していないかもしれないので、タンク内を1度点検してみましょう。

水垢やゴミが付着している場合はきれいにしてください。それでも治らない場合は業者に依頼してみましょう。

トイレが詰まらないようにするための4つの予防策

トイレの詰まりを解決させると同時に予防行動もとると、余計な出費がかからずに済みます。詰まりの予防として効果的なのは以下の4つです。

1. トイレットペーパーを使いすぎない

トイレットペーパーは水に溶けやすい性質を持つため流しても問題ありませんが、量が多いと水に溶けきれず異物として残ってしまう可能性があります。
これが一時的なつまりの原因となるかもしれないので、トイレットペーパーは使いすぎないようにしましょう。

2. 流してはいけないものを流さない

トイレの詰まりで多いのは「介護・生理用品」「プラスチック製品」「スマートフォン」「トイレのおきもの」「ティッシュペーパー」などです。これらはすべて水に溶けないもしくは溶けにくいものであるため、うっかり落として流すと詰まりの原因となります。

特に流しがちなのが「ティッシュペーパー」です。「1回くらい流しても大丈夫だろう」という考えが詰まりのリスクを上げることを忘れないでください。

3. 子供には注意する

子どもは目を離したすきに異物を便器の中に放ってしまいがちです。小さい人形や車など手で持てる物はなんでも便器に入るリスクがあるので、おもちゃなどを持ってトイレの方向に歩いていくのを見かけたときは、すぐに追いかけて止めましょう。

4. 取扱説明書を確認しておく

トイレを購入したときに、必ずついてくる「取扱説明書」をあらかじめ確認しておきましょう。説明書には不具合が生じたときの対処法や、いざというときの問い合わせ先が書かれています。

症状と原因を解明してトイレトラブルを解決させよう!

トイレは必ず使うものですから、壊れてもそのままというわけにはいきません。ただ、焦って何度も水を流すなどして無理に自力で解決しようすると、悪化のリスクをともないます。

まずはトイレに起こっている症状から原因を探り、そのうえで解決策を投じてみてください。